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Tuesday, March 31, 2020

【業界・店舗ウォッチ】靴小売業「カガシヤ」 対面販売ニーズつかむ - 大分合同新聞

新商品の春物スニーカーを手にする星野義明社長

新商品の春物スニーカーを手にする星野義明社長

 大分市中心部の竹町通りに店を構えて84年。大分、別府、中津の各市に11店舗を展開する。1936年の創業以来、対面販売を大事にしながら、買い物客の思いにぴったりの靴を提供する試行錯誤を繰り返してきた。
 郊外のロードサイド店ではファミリー層向けに品ぞろえを重視。大分市の中心部はビジネスマンや女性客などターゲットを絞った売り場づくりを進める。
 2017年にオープンしたわさだ本店(大分市)は約千平方メートル・約2万5千足の在庫を持ち、県内最大規模。子ども靴の取り扱いを増やし、家族で楽しめるようキッズスペースも備えた。

◇靴の選び方
 快適な歩行には「ジャストサイズの靴を選ぶのがベスト」と星野義明社長(65)。革靴やパンプスは隙間がなく、ぴったりなサイズを、スニーカーはつま先に5ミリから1センチの余裕を持たせる。
 人の足は夕方にむくみやすくなることから、靴を選ぶのは午前中から昼ごろがいい。「店頭で試しに履いてもらい、販売員と相談しながら自分に合った靴を選んで」と、星野鉄明常務取締役(39)。
 足の特徴や形状に合わせて靴を提案するのが靴屋の重要な仕事だ。革靴は長く履いていると伸びることがある。販売員はそういうことも考えて提案する。
 「ストレッチャー」と呼ばれる器具に靴を装着すると、靴幅を数ミリ単位で調整できる。はさみのような形状の「ポイントストレッチャー」は親指や小指の付け根が当たる部分を整える。時にはドライヤーの熱を当てて革を伸ばして履きやすいようにする。いずれのサービスも購入者には無料で提供する。

◇トレンド
 1年を通して売れるのはスニーカー。3千~4千円台の軽量で履きやすいものが人気。カラフルな色使い、メーカーのロゴが大きくプリントされたものなどデザイン性があるアイテムがはやりそう。春は明るい色のスリッポンや新生活に必要なリクルート靴の売れ行きが好調。シーズンものや比較的リーズナブルな商品は入り口付近に並べ、奥に入るほどブランド物の高額商品を置くのが基本だ。

◇これから
 県外から足を運んでくれる常連さんもいるが、店舗まで来るのが難しい高齢客が増えている。武器である対面販売が曲がり角に来ている。星野社長は「対面販売の強化と併せ、より多くの人に利用してもらえるよう、インターネットでの通信販売も検討しなければいけない」と知恵を絞る。

 カガシヤ 創業当時に人気があった長靴のブランド名と、地域を見守る「かかし」となって商売が繁盛するのを願い、社名を付けた。従業員66人、売上高は約7億円。

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 身近な業界、店舗をクローズアップ。最近の動きや課題、人気の商品などを通してさまざまな世界をのぞいてみよう。

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March 31, 2020 at 02:08PM
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