東京都内では、食料品などの買い占めの事態が発生している。
新型コロナウイルスの感染拡大により2020年3月25日夜、小池百合子都知事が緊急記者会見を開き、今週末3月28日、29日は不要不急の外出を自粛するよう要請。平日も出来る限り自宅で仕事し、夜間の外出を控えるよう呼びかけた。その後から都内のスーパーなどでは食料品を買い占めする人の姿が多く見られた。
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買い占めなくても大丈夫
カップ麺や冷凍食品、レトルト食品...レジに行列
J-CASTトレンド記者が、小池都知事会見後の3月25日21時過ぎに都内のスーパーをのぞくと、カップ麺や冷凍食品、レトルト食品などを買いだめする人でレジに行列ができていた。
ツイッターには、「都内のスーパー、行列やばい」「早速、都内のスーパーから食料が消えるレジが大行列。パスタ類が売り切れ」といった文章と、棚が空っぽになった写真などが数多く投稿され、たちまち「買い占め」「スーパー」というワードがトレンド入り。
都の要請は外出禁止ではなく、あくまで不要不急の外出を控えるように、というもの。スーパーなどは3月26日、通常営業中だ。ツイッターでは「買い占めやめよう」というハッシュタグを付けた投稿が見られる。
「......スーパーもコンビニも営業している。焦らなくても大丈夫だから」「買いだめすると普通に買い物したい人達の食材無くなるから買いだめは辞めよう!!」といった内容。物流関係の仕事をしていると名乗るユーザーは、「在庫はキッチリあるんで買い占めなくても買えます!道が使えないとか生産が止まってるわけでもないのでちゃんと店舗には並びます!」と、食品の在庫がぎっしり積みあがった倉庫内の写真を投稿した。
どれだけ買いだめしても、1年に食べる量は同じ
行政や専門家も、買い占めについて冷静に対応するよう呼び掛けている。
3月26日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、経済評論家の加谷珪一氏が買い占めについて電話でコメントした。「メーカーもどれくらい消費されるのかを前提に生産している。みなさんが毎日同じ量を買い続ければ、なくなることは基本的にはない」と話した。「どれだけ買いだめしても、1年に食べる量は同じ」と続け、普段通りの量の買い物を続けるよう促した。
東京都消費生活部の公式ツイッターアカウントは同日、「食料品は不足していません!」と都民に向けてメッセージを投稿。「米や小麦、カップ麺など、食料品は通常通り生産・供給が行われています。 食料品は必要な量だけ購入し、過剰な#買い占めはやめましょう」と注意喚起した。
この日開かれた参院予算委員会で西村康稔経済財政・再生相は、都内で起きている買い占めについて「都民、国民には冷静な対応をお願いしたい」と求め、「物資の供給は責任を持っていく。状況をみながら必要な対応を取っていく」と話した。
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March 26, 2020 at 01:29AM
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都内で食品の買い占め横行 通常生産・供給で在庫十分、落ち着いて行動を - J-CASTニュース
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