三菱ケミカルは15日、3Dプリンター向けの素材を開発・製造する独スタートアップと提携したと発表した。三菱ケミカルはポリブチレンテレフタレート（PBT）と呼ぶ高機能樹脂を同社に独占供給する。3Dプリンターの活用が進む欧州に販路を持つ企業と提携することで、高機能樹脂の販売を伸ばしていきたい考えだ。
高機能樹脂のポリブチレンテレフタレート（PBT）を使った造形品
ドイツのAMポリマーズ（AMP）と業務提携した。AMPは2014年に創業。3Dプリンター向けの樹脂粉末を開発・製造する。三菱ケミカルはAMPと共同で、PBTを使用した粉末を開発。現在主流のナイロン素材に比べて湿気に強く、造形時のゆがみが少ないという。
三菱ケミカルはPBT樹脂をAMPに独占供給し今後、試作品を欧州の顧客に評価してもらう。3Dプリンターで製造する自動車部品向けなどの需要を見込む。
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June 15, 2020 at 01:14AM
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三菱ケミ、独3D印刷素材メーカーと樹脂供給で提携 - 日本経済新聞
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