日銀が2日発表した5月の資金供給量(マネタリーベース、平均残高)は前年同月比3.9%増の530兆8787億円だった。伸び率は2019年6月以来、11カ月ぶりの大きさだった。新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、資金供給を一段と増やした影響が出た。
5月の平均残高の内訳は日銀の当座預金が同4.4%増の414兆5354億円、紙幣の発行高は同2.4%増の111兆4011億円、貨幣(硬貨)の流通高は同1.0%増の4兆9422億円だった。
5月の月末残高は543兆4307億円と過去最高だった。
マネタリーベースは市中に出回るお金(紙幣、硬貨)と金融機関が日銀に預ける当座預金の合計。日銀は消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年比上昇率が安定的に2%を超えるまで、マネタリーベースの拡大を続ける方針を掲げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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June 01, 2020 at 05:30PM
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5月の資金供給量、前年比3.9%増 コロナ対応で伸び率拡大 - 日本経済新聞
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