去年の台風１５号で１週間近く停電が続いた千葉県勝浦市の集会所で、太陽光発電所の電気を非常用電源として活用できるか試す実証実験が行われました。
勝浦市の山あいにある市野川集会所は災害時に自主的に避難する人が集まる場所になっていますが、去年９月の台風１５号では１週間近く停電が続きました。
このため近くにある太陽光発電所の所有者の協力をえて非常用電源として供給してもらうことになり、２８日、初めての実験が行われました。
実験では太陽光発電所の装置を停電時でも電力を使える運転モードに切り替えたあと、装置から集会所までおよそ３００メートルを延長コードでつなぎました。
２８日はあいにくの雨で発電量は通常より少なくなりましたが、集会所の室内にある携帯電話の充電器やテレビ、扇風機などのスイッチをいれると正常に作動していました。
この集会所では太陽光発電が使えない夜間に備えて大きさ３０センチ、重さ１０キロの蓄電池を備えたということで充電の状況も確認していました。
市野川自主防災会の岩瀬安利会長は「天気は雨だったが、必要とする機器が使えることが確認できました。木曜日の地震のように、災害はいつ起きるか分からないので、太陽光発電が非常時に使えるのは地域にとって大きな安心感になります」と話していました。
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June 27, 2020 at 09:53PM
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太陽光電力 集会所に供給実験｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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