
静岡県とENEOS(エネオス)は16日、清水港の同社清水油槽所の遊休地(静岡市清水区袖師地区、約20ヘクタール)を中心に次世代型エネルギーの供給拠点を構築し、魅力的で持続可能な地域づくりに向けて連携することなどを盛り込んだ基本合意書を取り交わした。川勝平太知事と同社の大田勝幸社長が県庁で合意書に署名した。
同所ではJXTGエネルギーが液化天然ガス(LNG)火力発電所の建設計画を進めていたが、景観への影響や環境悪化を理由に地元で反対運動が起き、2018年に中止を発表した。以降は活用の方向性が定まっていなかったが、今回の合意で道が開ける。
エネオスが再生可能エネルギーなどの供給体制を整備し、県が協力することで一致した。同社によると、遊休地内や市内の一般家庭、ビル、工場などに太陽光発電を中心にした自立型エネルギーの供給体制を整備する。蓄電池などの最新技術を活用し、地域内のエネルギー需給の安定化、効率化に取り組む。供給手段の多様化により、災害時でも一定量の電力供給が可能になるとしている。モビリティ(乗り物)の新付加価値サービスや水素の活用も検討するという。
県は本年度内に策定する清水港港湾計画に、同社の取り組みを反映させる。
県によると、魅力的で持続可能な地域づくりに向けた連携については、県や静岡市、企業などでつくる公民連携協議会が今後、遊休地のうち同社が使用しない区域について、具体的な活用策を検討していくという。
川勝知事は「どのような次世代型のエネルギー基地ができるのか楽しみ。今後、多くの人に愛される地域になればいい」と期待感を示した。大田社長は「総合的なサービスの展開を通じ、魅力的で持続的な地域づくりに役立ちたい」と述べた。さらに、地元で待望論があるサッカースタジアム整備の可能性にも触れ「何も決まっていないが、事業を具体化する中でいろいろ検討する場面があると思う」とした。
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July 16, 2020 at 03:53PM
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清水港に次世代型エネルギー供給拠点 静岡県とエネオスが合意書|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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