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Thursday, August 20, 2020

中国頼みの化粧品各社-現地ニーズに合わせて販売のオンライン化加速(Bloomberg) - Yahoo!ニュース

(ブルームバーグ): 国内化粧品各社は、いち早く消費が回復した中国市場で増収を確保するため販売のオンライン化を加速している。新型コロナウイルスの影響で国内でインバウンド需要が急減したほか、国内外での店舗休業や外出自粛が大きな痛手となったことが背景にある。

「使い心地と価格、要はコストパフォーマンスです」。上海市に住む張秋岑さん(20)は、化粧品購入時に気にする点についてこう話す。念入りに価格を比較する張さんが活用するのが、インターネット通販(EC)サイトでほぼ毎月開催される値引きキャンペーンだ。

コロナ禍の影響で化粧品各社の業績は減収減益を余儀なくされているのに対し、中国での売り上げは好調だ。花王の広報担当、高橋牧子氏によると、同社の4-6月期の中国の売上高は前年同期比で2桁伸びたと話した。ポーラ・オルビスホールディングスのIR担当者も4-6月期の中国事業の売上高は35%増だったと述べた。

中国の化粧品小売りの売上高は4月から徐々に回復しており、国家統計局によると6月には前年同月比21%増と、化粧品の増加率は同月の主要品目別売上高で最大となった。資生堂の魚谷雅彦社長は6日の決算発表会見で、中国市場で購買意欲が高まっており、「間もなくアメリカを抜いて世界一の化粧品市場になる」との見解を示した。

中国市場の活況を支えるのがEC販売だ。コーセーの広報担当者によると1-3月期の同国でのオンライン化粧品売上高は前年同期比59%増。資生堂やポーラ、花王など他のメーカーも中国でのオンライン販売は軒並み好調だ。

こういった状況に合わせて各社は販売方法のオンラインシフトを進めている。資生堂は、全世界の広告費に占めるインターネット向けの比率を19年の50%から2023年までに90-100%まで引き上げ、同時に中国でのEC販売の売上比率を34%から50%に拡大させることを目指している。

店舗での販売と、ネット上での生中継で紹介した商品を販売する「ライブ販売」を組み合わせたり、現地EC最大手アリババ・グループ・ホールディングの通販サイトを活用したりすることを計画。魚谷社長は同日の会見で、オンラインシフトについて「これまでの取り組みスピードではダメで、もっと加速したいと思っている」と語った。

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August 20, 2020 at 08:19PM
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