千葉県内で29日、10歳未満から60代までの40人の新型コロナウイルス感染が判明した。40人以上の判明は10日ぶり。また、感染して県内病院に入院していた松戸市の60代男性の死亡も判明した。 県によると、亡くなった男性は8月中旬にだるさの症状が出て、同下旬にはせきや息苦しさの症状に悪化し、県内病院に救急搬送され入院。人工呼吸器やECMO(人工肺装置)を着けて集中治療室に入っていた。28日深夜に亡くなった。循環器系など複数の持病があったという。肺炎と診断されていた。 柏市は29日、クラスター(感染者集団)が発生した市内の飲食店「タイレストラン純」で新たに5人の感染を確認したと発表した。5人とも軽症。同店の感染者は計14人に増えた。 市によると、新たな感染者5人のうち60代女性は店のオーナー。最初の検査では陰性だったが発熱の症状が出たため再検査し、陽性と分かった。他の4人は客で、千葉県、千葉市、埼玉県、茨城県から柏市に報告があった。各自治体の聞き取りによると、17、18日に同店を利用していた。
◆美容室従業員4人に
柏市は他に、市内居住4人と東京都内居住1人の感染を発表した。軽症か無症状。このうち30代と20代の男性2人は市内の同じ美容室に勤務している。同僚2人の感染が既に判明しており、この美容室での感染者は4人になった。従業員11人のうち6人は陰性、1人は結果待ち。 29日に判明した県内の新規感染者に重症者はいないが、県によると、富里市の60代自営業男性は肺炎症状があり、酸素の投与を受けている。 市川市の10代男性会社員3人は東京都内の同じ建築会社に勤務。それぞれ会食しており、このうち2人は22日に20~30人でビアガーデンで会食していた。この会社内の感染者は4人に増えた。 木更津市の40代女性公務員(同市職員)と10歳未満小学生女児の感染も判明。この2人を含む21日の会食参加者の感染は3人に増えた。市によると、女児の通う同市内の公立小に濃厚接触者は確認されていないが、30日まで臨時休校になるという。 袖ケ浦市の10代女子生徒は県内の私立高校に通学し、25日まで登校。校内に濃厚接触者はいないとみられ、休校はしないという。 また、24日に感染が発表されていた松戸市居住の10歳未満乳児は、クラスターの発生している柏市内の「タイレストラン純」を家族らと17日に利用していた。
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