Pasok patokin: 安定供給に不安リニア利水者アンケート

Friday, September 4, 2020

　リニア中央新幹線の南アルプストンネル（静岡市葵区）工事を巡り、ＪＲ東海は何ら対策を講じなければ、大井川の表流水は工事で毎秒二トン減少すると試算している。大井川の平均流量（七十四トン）に比べ、二トンの減少は許容できるのか。

　本紙のアンケートに回答を寄せた全十団体・社は「許容できない」を選んだ。特種東海製紙と新東海製紙は、川口発電所（島田市）付近で、渇水時の正味流量（ダムがない場合の予測流量）が毎秒二十トン台になることがあり、「これらと比べると毎秒二トンは非常に大きい値だ」と答えた。

　中部電力静岡水力センターは無回答。神座土地改良区は「許容できない」を選択したが、その理由は無記入だった。

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