米国の製薬会社モデルナが「今年5月から韓国に新型コロナワクチンを供給することを決めた」と認めた。モデルナは先月31日(現地時間)にプレスリリースを出し、「我が社の新型コロナウイルス感染症ワクチン4000万回接種分を5月から供給する契約を韓国政府と結んだ」と明らかにした。 ■コロナ禍の世界で安全な国3位に韓国、1位は? これは、疾病管理庁が先月30日、「今年4-6月期にモデルナからワクチン2000万人分(2回接種・4000万回分)の供給を受けることになった」と発表したものと一致する内容だ。モデルナは先月29日、韓国に対するワクチン供給を「協議中」とだけ言っていた。韓国政府は当初、モデルナのワクチンを1000万人分購入する計画だったが、量が2倍に増え、供給時期も7-9月期から4-6月期に前倒しされた。
モデルナのワクチンはまだ韓国で使用承認が出ていない状態だが、供給前でも必要な承認ができるよう、同社は規制当局と協力するとしている。モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は「韓国政府はパンデミック(感染症の世界的大流行)に直面、この件が実現するように非常に迅速に動いた」「今回の契約はモデルナと韓国間の長期的・将来的な協業関係構築のための重要な第一歩になるだろう」と語った。 これにより、韓国人が4-6月期に接種することになるのはアストラゼネカ、ヤンセン、モデルナという計3社のワクチンになる見通しだ。政府は、まずアストラゼネカのワクチン(1000万人分)、ヤンセンのワクチン(600万人分)をそれぞれ1-3月期と4-6月期に投入することで契約したと発表した。アストラゼネカは食品医薬品安全処が今年1-2月に承認した場合、早ければ2月から新型コロナ医療従事者やハイリスク群である高齢者らに優先的に接種されるものと予想される。ファイザーのワクチン(1000万人分)は7-9月期から韓国に入ってくる予定だ。政府は「(ワクチンを共同購入する国際的な枠組み)COVAX Facility(コバックス・ファシリティ)とは今年1-3月期からのワクチン導入を目標に交渉しているところだ」としている。
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