EUはアストラゼネカに予定通り供給するよう圧力をかけている=ロイター
【フランクフルト=深尾幸生】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は1月31日、自身のツイッターで英製薬大手アストラゼネカが同22日に通告したよりも多く新型コロナウイルスのワクチンを供給することになったと投稿した。EUとアストラゼネカは1~3月の供給量をめぐって対立を深めていた。
フォンデアライエン委員長は「アストラゼネカは先週(22日)通告してきたより900万回分多く1~3月に供給する。供給開始も予定より1週間早める」とツイートした。フォンデアライエン氏とアストラゼネカなど複数の製薬会社のトップは31日にビデオ会議を開いていた。
フォンデアライエン氏のツイートによると、アストラゼネカは1~3月に4千万回分を供給し、EUでの生産能力も拡大する。
EUは2020年8月にアストラゼネカと最大4億回分の購入契約を結んだ。欧州委は1月29日にアストラゼネカのワクチンを承認。だが、アストラゼネカは同22日、1~3月にEUへの供給を予定していた8千万回分ではなく3100万回分しか供給できないと通告。EUや加盟国の首脳は猛反発し、EU外への輸出制限を導入する事態になっていた。
からの記事と詳細 ( 新型コロナ:英アストラゼネカ、EU向けワクチン供給を増量・前倒し - 日本経済新聞 )
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