ホンダは、小型の作業機用動力源として、電動(DC)パワーユニット「eGX」のOEM供給を6月より開始。まずは日本にて供給を開始し、欧州、米国などへ順次供給地域を拡大していく。
eGXは、業務用作業機の動力源として多くの作業機械メーカーから支持を得ている汎用エンジン「GX」シリーズの信頼性や搭載性を継承する電動パワーユニット。長年にわたる発電機開発で培った巻線技術を生かした、高効率・高出力の三相ブラシレスDCモーターを採用(最大出力2.0kWクラス)、密閉構造の高剛性モーターにより、建機用途にも耐えうる耐振動性・耐塵性を実現する。
また、フランジ取り付け穴およびシャフトの寸法をGXシリーズと同一とし、優れた互換性を提供。一体型とセパレート型の2タイプの設定で、より多くの作業機への搭載を可能にした。
eGXの搭載により電動パワーユニットの特性を活かすことで、換気が困難な場所や、夜間や住宅地などの騒音を回避したい使用環境での作業ニーズに応えるとともに、操作性やメンテナンス性の向上による作業者の負担の軽減や、ゼロエミッションにも貢献する。
ホンダは、6月8日~10日に米国ラスベガスで開催される世界最大のコンクリートの展示会「ワールド・オブ・コンクリート ショー2021」にて実機展示を予定している。
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