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Tuesday, June 29, 2021

国産ワクチン、年6000万人分供給可能…塩野義製薬「年内には量産体制整う」 - 読売新聞

 塩野義製薬の手代木功社長は29日、東京都内で読売新聞のインタビューに応じた。開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、年内に予定していた製造能力で年間最大6000万人分の供給が可能になるとの見通しを明らかにした。

 同社は岐阜県池田町に製造工場を建設中で、年内には完成し、量産体制が整う予定という。同社はこれまで年間の製造量を最大3000万人分と発表していたが、手代木社長は「これまでの研究の結果、1人分の投与量を想定の半分ほどに抑えられる可能性が出てきた」と説明した。

 ワクチンは「遺伝子組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれるタイプで、昨年12月から1、2段階目の臨床試験を進めている。実用化には、数万人規模で行う最終段階の試験が必要とされている。手代木社長は「東南アジアやアフリカの流行地域での実施を検討している」と話した。

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