
米国のブリンケン国務長官は28日、インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相と訪問先のニューデリーで会談した。両氏はインド太平洋地域で影響力を強める中国を念頭に、日米豪印による協力枠組み「Quad(クアッド)」の連携を深め、新型コロナウイルスのワクチン供給を進めることなどで一致した。
ブリンケン氏の訪印は就任後初めてだ。会談後の共同記者会見で、「米印関係の強化は最重要外交課題だ」と述べた。インドでのワクチン製造拡大のため、新たに2500万ドル(約27億円)の支援を表明し、「米印がパンデミックを終わらせるリーダーになると信じている」と決意を示した。
印外務省関係者によると、クアッドは協力の一環で来年から、インドで製造したワクチンをインド太平洋地域の国々に供給する予定だ。
ジャイシャンカル氏は共同記者会見で、「クアッドの枠組みの下で、我々は海洋安全保障やインフラ(社会基盤)整備などに対応している」とアピールした。
8月末に駐留米軍の撤収が完了するアフガニスタン情勢も議題となり、米印がアフガン支援を継続することで一致した。インドは2001年以降、アフガンにインフラ整備などで30億ドル(約3300億円)相当の支援を行っている。
また、28日はブリンケン氏とナレンドラ・モディ印首相の会談も行われた。
(ニューデリー支局 小峰翔、ワシントン支局 蒔田一彦)
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インド北部に拠点を置くチベット亡命政府の関係者によると、ブリンケン氏は28日、ニューデリーで亡命政府代表と短時間会談した。バイデン米政権としてチベットの人権問題を重視する姿勢を示したものだ。亡命政府を樹立したチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世を「分離主義者」として非難する中国の猛反発が予想される。ブリンケン氏は14世の後継問題を巡り、「中国が擁立するであろう後継は受け入れるべきではない」と述べたという。トランプ前政権時代の昨年11月には、亡命政府のロブサン・センゲ首相(当時)が、米ホワイトハウスを公式訪問した。
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