デジタル経済と実体経済の融合が加速するにつれて、デジタル経済の重要な技術モジュールである人工知能(AI)の価値がさらに際立つようになっている。インターネット関連の求人情報を提供する求人サイト「拉勾招聘」のデータ研究院が25日に発表した「2021人工知能人材報告」によると、今年、人工知能業界の人材ニーズ指数は前年比103%増で、平均給与は前年比12.4%増の約2万元(1元は約17.8円)に達した。北京日報が報じた。
報告によると今年、人工知能業界の人材ニーズは3月と8月にピークに達した。同業界で最もニーズが高いポストトップ3は、アルゴリズムエンジニア、Javaエンジニア、プロダクトマネージャーとなっている。昨年3位だったアルゴリズムエンジニアが今年はトップに躍り出ていた。アルゴリズム関連の人材は170万人不足していると試算されている。
今年の人工知能業界の平均給与は前年比12.4%増の約2万元となっている。高給ポストは、依然として、技術職に集中しており、アーキテクトは平均給与3万6000元で、2年連続でトップとなった。人材市場においては、「需要と供給が価格を決める」という法則が依然として有効だ。今年、人工知能業界では、大学卒業生を対象にした募集時の給与が大幅に高騰している。なかでも最も人材が不足しているアルゴリズムエンジニアの給与は平均2万1700元に達している。同ポストの一般向け募集の平均給与と比べると80%の数字となっており、昨年比で7700元増(56%増)となっている。
人工知能関連の人材ニーズが最も高い都市トップ5は北京、深セン、上海、杭州、広州。このように一線都市が最先端のインターネット技術を誇り、人工知能の垂直産業も先頭を走っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月27日
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