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Monday, November 29, 2021

靴専門店の中敷き 人生100年でニーズ 「足道楽」全国展開へ - SankeiBiz

靴の専門店「足道楽」を首都圏で22店舗運営するビーズラボ(東京都町田市)は、令和6年をめどに50店舗体制に拡充し、出店地域を全国に広げる。「人生100年時代を自分の足で歩きたい」という高齢者から独自開発のインソールが支持され、販売が好調なためだ。新型コロナウイルス禍による運動不足から健康への意識が高まっていることも追い風となっている。

3層構造で特許取得した「ビュートラルインソール」
3層構造で特許取得した「ビュートラルインソール」

同社が製造販売するオーダーメードインソール「Beautral(ビュートラル)インソール」は、特許も取得した独自の3層構造で足首の骨格のゆがみを矯正する。スムーズな足運びや体重移動を可能とし、歩行時の足・膝への負担を減らす。

左右1セットで2万4980円と一般的なインソールに比べ高価だが、平成30年3月の発売から売り上げは右肩上がりで推移。1店舗当たりの年間販売は同年度の214セットから令和3年度に537セットまで増加する見込み。同年9月までの累計販売数は2万3000セットを突破した。同月までの直近1年間では1万セットを超えるヒット商品となっている。

インソールの販売好調を受け出店を加速する。現在は東京、神奈川、埼玉の3都県で22店舗を運営しているが、今後は「足の悩みを抱える全国の人に応える」(馬場隆春会長兼最高経営責任者)ため地方展開に力を注ぐ。

3年後には出店していない道府県に少なくとも1店舗を開設する考え。中でも今年6月に開設したイオンモール川口店(埼玉県川口市)が好調なことから大型商業施設への出店を狙う。来春には大型商業施設では2店目となる店舗を関東圏に開く。店舗拡充に合わせ人員も増強する。

インソールは靴のサイズ調整や歩行時の疲労軽減などから使われることが多いが、ビュートラルインソールが受け入れられているのは健康志向の高まりだ。足の健康意識が高い顧客に、全身の骨格や筋肉に関する深い知識を持つ専門スタッフが対応できる体制を敷く。主な利用者は高齢者で、運動選手や成長痛を抱える子供も多い。購入者の6割強がリピーターになるという。(松岡健夫)

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