軽症者向けの新型コロナウイルスの飲み薬として、米メルク社の「モルヌピラビル」が昨年末から使われ始めた。政府が「切り札」とする飲み薬だが、発症5日以内に飲む必要があるため迅速な診断が不可欠だ。供給量も限られ、今後の感染拡大によっては、必要な人に薬が行き届かない事態になりかねない。
国内初の軽症向け飲み薬 重症化しやすい人に
「薬を飲みたいという患者さんが結構いる。薬をもらうと安心感があるみたいです」。モルヌピラビルを扱う東京都渋谷区の「みいクリニック」の三島千明院長はそう語る。院外の仮設テントでPCRや抗原定量検査をし、新型コロナへの感染がわかれば、飲み薬を処方する。
この薬は誰もが使えるわけではなく、現状では高齢者や基礎疾患、肥満があるなど重症化しやすい人に使用は限られる。渡される薬のボトルには40錠入っており、1回4錠を1日2回、5日間続けて飲む。流行するオミクロン株にも有効だとされている。
クリニックでは、診断後に患…
からの記事と詳細 ( 「切り札」のコロナ飲み薬 ハードルは「5日以内投与」と「供給量」 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/3tOiMju
No comments:
Post a Comment