香川県の浜田知事は新型コロナウイルスの３回目のワクチン接種について政府が要請している県による大規模接種の開設について国からのワクチンの供給が前提になるとの考えを示しました。
新型コロナウイルスの３回目のワクチン接種をめぐって接種を加速させるため、政府は都道府県に対して大規模接種会場の設置を要請しています。
これについて、香川県の浜田知事は１２日の会見で「市や町とは別枠でワクチンを県に追加配分されるかどうかがポイントになってくる。今、市町に配られるものをもらってしまっては貴重な医療資源を奪うことになり本末転倒だ」と述べ、大規模接種会場について国からのワクチンの供給が前提になるとして、現時点での開設は見通せないとの考えを示しました。
また１２日オンラインで行われた全国知事会の中でも、浜田知事は「県に余っているワクチンはなく接種を促進するには追加で供給が必要になる。別枠で確実かつ早期に配分をすることを強調してもらいたい」と述べ、今後、県が大規模接種会場を開設する場合にはワクチンの供給体制を整えるよう国に求める考えを示しました。
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