[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツの主要経済研究所は13日、ウクライナ戦争を理由に2022年の成長予想を引き下げたと発表した。ロシアからのガス供給が止まれば23年にリセッション(景気後退)に陥ると予想した。
基本シナリオの下で22年の成長率予想を4.8%から2.7%へ下方修正した。23年は3.1%の伸びを見込んだ。
予想をまとめたのはRWI経済研究所、ドイツ経済研究所(DIW)、IFO経済研究所、キール大学世界経済研究所(IFW)、ハレ経済研究所(IWH)。
ロシアからのエネルギー供給が突然停止する下振れシナリオでは、22年の成長率は1.9%にとどまり、23年は2.2%のマイナス成長になるとしている。
エネルギー供給が停止した場合、22年と23年のGDPは約2200億ユーロ(2380億ドル)押し下げられるとし、これは年間国内総生産(GDP)の6.5%以上に相当すると指摘した。
IFWのステファン・クース副所長は「ガス供給が停止すれば独経済は急激なリセッションに陥る」と述べた。
独経済省は13日に発表した月報で、ウクライナ戦争は経済に「相当なリスクをもたらしている」との見方を示した。ただ戦争の影響を具体的に推計するのは困難で、期間や激しさによるとした。
エネルギー高に起因するインフレとウクライナ戦争を受けた不透明感が、数カ月中に個人消費を圧迫する可能性が高いと予想した。
貿易の流れやサプライチェーンが戦争の影響を受けているとし「今後の経済動向に対する不確実性は高い」とした。
からの記事と詳細 ( 独経済、ロシア産ガス供給停止なら景気後退に=主要経済研究所 - ロイター (Reuters Japan) )
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