香川や徳島の主な水源となっている早明浦ダムは、周辺で依然として雨が少ない状況が続いていることから、5日から、ダムからの供給量を35%削減する、第二次取水制限が開始されることになりました。
国土交通省四国地方整備局によりますと、早明浦ダム周辺では、依然として雨の少ない状況が続いていて、3日午前0時現在の貯水率は50.1%と、平年と比べて43ポイント余り低下しています。
早明浦ダムは現在、供給量を20%削減する第一次取水制限が取られていますが、国や四国4県などでつくる協議会は先月、第二次取水制限を開始する際の基準について、◇貯水率を40%から45%に、◇供給量の削減率を30%から35%にそれぞれ引き上げることを決めています。
四国地方整備局によりますと、今後も雨が少ない状況が続き、今月6日には貯水率が45%以下になることが予測されるということで、協議会はきょう、5日午前9時から第二次取水制限を開始することを発表しました。
四国地方整備局では「梅雨の時期にまとまった雨が降ればいいが、年明け以降、雨の少ない状態に変わりはなく今後の見通しも分からない。現時点では、市民生活に直接的な影響はないと思われるが、梅雨の時期も雨の少なければ、かなり懸念される状況だ」として注意を呼びかけています。
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