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Friday, September 23, 2022

今夏の四国の電力供給、ピーク時も予備率18% 主要電源が安定稼働:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

増田洋一

 今夏の四国の最大電力は517万9千キロワットで昨夏よりも3・0%増えたが、供給力は611万キロワットで、18・0%の余裕(予備率)があったことを、四国電力送配電が21日、発表した。最大電力を記録したのは8月3日午後1~2時。この日の4県都平均の最高気温は34・9度だった。

 今夏の四国を含む西日本の電力需給について、国による見通しでは、仮に10年に1度の厳しい暑さとなった場合、安定供給に最低限必要な予備率3%をぎりぎり確保できるとしていた。

 四電はこれを踏まえ、供給面では全発電所でトラブルなどによる停止を防ぐため、設備の巡視点検などを実施。伊方原発3号機をはじめとする主要電源は安定的に稼働したという。

 需要面では四国の居住者に、無理のない範囲での節電を要請した。電気の使用量を昨年よりも3%減らせば、抽選でポイントを進呈するキャンペーンを行い、8月分は約3万世帯、9月分は約6万世帯が参加。8月分は、参加世帯の約3割が3%の削減を達成した。

 12月~来年2月の四国を含む西日本エリアの電力需給は、現時点では4~7%の予備率を確保できる見通し。四電以外の発電所の稼働前倒しや休止中の発電所の稼働によって、全国的に当初よりも状況が改善しているという。(増田洋一)

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