【モスクワ=小柳悠志】ロシアのプーチン大統領は13日、カザフスタンの首都アスタナでトルコのエルドアン大統領と会談し、損傷で稼働が停止しているバルト海経由の天然ガス輸送管「ノルドストリーム」の代わりに、トルコ経由の輸送管「トルコストリーム」で欧州にガスを供給する考えを示した。
プーチン氏は「欧州向けのガス供給の主要ルートをトルコ経由にすることもできる」と述べた。タス通信によるとエルドアン氏は14日、「近いうちにトルコはガスの国際拠点(ハブ)となる」と表明した。
構想が実現した場合、トルコはガス通過料の収入が増え、エネルギー拠点国として周辺国への影響力を拡大させることができる。ロシアは欧州へのガス供給再開が狙いだが、ウクライナ侵攻で関係は極度に悪化しており、欧州側が難色を示す可能性がある。
ノルドストリームの爆発と損傷を巡っては原因が明らかになっておらず、供給再開の見通しが立っていない。
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