13日の債券相場は超長期債を中心に上昇。日本銀行が15、16日に開く金融政策決定会合で現行の金融緩和策を継続するとの見方が多く、買い安心感が強まった。超長期債対象の流動性供給入札も順調に消化され、需要の強さが確認されたことも支援材料になった。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、日銀の決定会合は無風予想が大勢で国内金利は上がりそうにないとの見方に加え、株高により年金基金のリバランスなど需給要因で超長期債が買われた可能性があると指摘。流動性供給入札の結果も「しっかりだった」と言う。
日銀は政策維持との予想大勢、市場機能改善し賃上げ途上-決定会合
新発国債利回り(午後3時時点)
先物 | 2年債 | 5年債 | 10年債 | 20年債 | 30年債 | 40年債 | |
148円26銭 | 不成立 | 不成立 | 0.415% | 1.000% | 1.235% | 1.405% | |
前日比 | 17銭高 | - | - | -1.0bp | -2.0bp | -3.0bp | -4.0bp |
日銀は午前の金融調節で10年国債を0.5%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続した。
残存期間15.5年超39年未満を対象に行われた流動性供給入札は、応札倍率が2.87倍と前回の同ゾーン入札(2.8倍)からやや上昇した。
日本債券: 流動性供給の過去の入札結果 (表)
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