ソニーグループは、半導体受託生産の世界最大手、台湾のTSMCが熊本県で2つ目の工場の建設を検討していることについて、日本の半導体の安定供給につながるという見方を示しました。
台湾のTSMCは、日本で初めての工場をソニーグループなどと共同で熊本県に建設中で、日本で2番目となる工場の建設も検討していることを明らかにしています。
ソニーグループは、TSMCから半導体部品を調達していますが、これに関連し、ソニーセミコンダクタソリューションズの清水照士社長は、オンラインで開いた会見で、この工場が建設された場合、台湾からの調達を日本国内に切り替えることが可能になるという見方を明らかにし、半導体の安定供給に期待感を示しました。
一方、ソニーグループは、半導体事業で、来年度から2026年度までの3年間に9000億円規模の設備投資を行う方針です。
これについては、長崎県にある工場で現在、進めている設備増強に加えて、熊本、大分、山形などの各県にある工場についても設備投資を進めていく方針を明らかにしました。
現在、スマートフォンのカメラ向けが中心となるイメージセンサーについて、自動車向けを強化し、現在は25%の世界シェアを2025年度に39%に引き上げる目標を掲げています。
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