記録的な猛暑が続き、道内の農作物に異変をもたらしている。ブロッコリーやホウレンソウなどの野菜を中心に品質低下が起きており、スーパーでは品不足により価格上昇も生じている。米どころの上川管内東川町では26日に、例年より1週間ほど前倒しして稲刈りがスタート。気温上昇で生育が早いためで、関係者は高温による品質への影響を心配する。乳牛の乳量減少も続き、生産現場は異例の酷暑に翻弄(ほんろう)されている。
「20年以上ここで生産してきたが、こんなに収穫できないことは初めて」。江別市豊幌地区の森農場の森勇貴代表(42)は、ブロッコリー畑を見ながら肩を落とした。農場では約3ヘクタールの畑で例年12万株を収穫するが、今年は6月の小雨や7、8月の猛暑の影響で、ブロッコリーが丸くならずに変形するものが多く、収穫量は8万~9万株にとどまる見通し。トウモロコシの先端が変形するなど、猛暑で他の作物の生育にも影響が出ているという。
新函館農協(北斗市)によると、道南ではトマトやネギ、カボチャなどの野菜の収量がやや落ちている。トマトは大きくなる前に赤くなってしまったり、ネギは細かったりするという。カボチャは葉が日に焼けてしまい、腐ってしまうケースも出ている。...
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