三菱商事は16日、再生可能燃料の製造を手がけるフィンランドのネステとの間で、化学品向け低炭素サプライチェーン(供給網)構築に関するパートナーシップ契約を締結したと発表した。食品・飲料や衣料、家電といった日本のブランドオーナーに対し、バイオマス資源由来のプラスチックなどを供給する。化石資源由来の素材から再生可能原料への転換を推進し、供給網全体の温室効果ガス(GHG)排出量「スコープ3」の削減ニーズを取り込む。
三菱商事とネステはこれまで、サントリーホールディングス向けのペットボトルやゴールドウイン向けの繊維の生産で、使用済み植物油由来の原料などを使う供給網を構築した実績がある。同原料は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出するが、植物が成長する際に大気中のCO2を吸収しているため排出量は実質的に抑えられる。
三菱商事はブランドオーナーからの原料の要望に応じて、ネステと他の化学品メーカーなどをつなぎ合わせて供給網を形成する役割を担う。
からの記事と詳細 ( 三菱商事、化学品原料で低炭素供給網 フィンランド社と提携 - 日刊工業新聞 )
https://ift.tt/DajZnGo
No comments:
Post a Comment