卸電力市場は下値を模索した。Rim Indexスポット(翌日物取引)価格の24時間・中心値は、前週の平日(2月17~21日)の平均でみると、前の週(10~14日:11日は祝日)と比べ東日本が1kWh当たり(以下同)0.56円安(7.0%低下)の7.41円、西日本が0.51円安(7.5%低下)の6.26円だった。予想気温が平年を上回る日が多く需要は低迷。一方で日照には比較的恵まれ、太陽光発電からの供給が潤沢で余剰感が強まったとみられる。東日本と西日本の中心値の格差は1.15円と、前の週の1.20円からわずかに狭まった。
日本卸電力取引所(JEPX)のスポット取引(1日前市場)では、東日本の最大市場である東京エリアの平日平均が前の週と比べ0.59円安7.28円。冬季に価格が他地域と比べ高めにぶれやすい北海道エリアも8.48円と、0.61円下がった。北海道と東京の価格差は1.20円と、前の週の1.22円とほぼ同水準。東京は昼間、ピーク、夜間と各時間帯で下がったが、北海道は特に夜間の下げが大きかった。札幌の予想最低は終始氷点下で推移していたことから、発電設備からの供給が活発化した部分がありそう。全国的には今冬、平年より気温が高い傾向が続いているため、東日本だけでなく西日本も含め火力設備の燃料が余りやすくなっているもよう。発電業者は在庫燃料の消化のため、年度末に向けて火力の稼働率を高めに維持する必要に迫られている可能性がある。
西日本の最大市場である関西エリアの平日平均は、前の週と比べ0.50円安の6.34円。価格が他地域と比べ下振れすることの多い九州エリアは、5.95円と同0.50円下げた。関西と九州のエリア間の価格差は0.39円と、前の週と同水準。西日本では複数の原子力発電が稼働していることも手伝い、週中に多少冷え込む日があっても、上値が重かった。JEPXの九州エリアの約定では、19日受渡から3日連続で複数コマの0.01円が付いた。
JEPXのスポット取引では、2月17~21日受渡のシステムプライス・24時間の平均が、前の週と比較して0.48円安(6.6%低下)の6.81円だった。同期間の1日平均の約定量は約9億1,300万kWh(前の週9億700万kWh)だった。
日本卸電力取引所スポット価格(1日前市場・24時間)・平日 |
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受渡日 |
17日 |
18日 |
19日 |
20日 |
21日 |
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平日平均 |
システム |
6.20 |
7.34 |
7.19 |
7.18 |
6.15 |
|
6.81 |
約定量 |
932,931 |
936,977 |
888,573 |
901,350 |
906,702 |
|
913,307 |
注:単位は円/kWh |
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February 22, 2020 at 04:38AM
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