新型コロナウイルスの感染拡大の「第2波」が懸念されるなか、各国は慎重に、経済活動の再開と外出制限などの継続的な実施のバランスを取っていかなければならない。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が始まって以来、医療用品、医療用機器、そして最も重要な人員も不足が続いている。
新型コロナウイルスの感染拡大は、最も重要な医療サービスに深刻な混乱をもたらしているだけでなく、医薬品のサプライチェーンにも多大な影響を及ぼしている。
その第2波、そしてそれ以降の波に襲われたとき、主要産業の中には特に深刻な製品の不足に見舞われる可能性が高いものがいくつかある。そのうちの3つが、次に挙げる3つの業界だ。
医療用品・機器
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が始まって以来、医療用品、医療用機器、そして最も重要な人員も不足が続いている。
米食品医薬品局(FDA)は、先ごろウェブサイトを更新。医療用ガウンとサージカルマスクについて、次のように警告した。
「…新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界的に拡大するなか、これらの製品の需要が供給を上回る状態が続けば、サプライチェーンは引き続き、圧迫された状態のままとなるだろう」
米紙ワシントン・ポストが調査機関イプソスと共同で先ごろ実施した調査によれば、これらの製品の不足が、最前線で闘う医療従事者たちにまさに直接的な影響を及ぼしていることが明らかになった。
「機能がそれほど高くないサージカルマスクでも、回答者の10人に4人以上が不足していると答えた。さらに、手指消毒剤の供給が不足しているとした人が36%だった」
「およそ10人に8人が、1度のシフトの間、ずっと1つのマスクを着用していると報告。10人中7人以上が、複数回のシフトにわたって同じマスクを使用しなければならなかったと答えている」
こうした基本的な製品がなければ、医療従事者たちが危険にさらされていることは明らかだ。それだけでなく、適切な感染対策を実施するために必要な設備が不足していることは、さらに問題を大きくする危険性がある。
製薬
新型コロナウイルスの感染拡大は、最も重要な医療サービスに深刻な混乱をもたらしているだけでなく、医薬品のサプライチェーンにも多大な影響を及ぼしている。
影響を受ける主な理由の一つは、製薬業界がグローバル化していることだ。インドは世界有数の医薬品の生産国であり、輸出国だ。また、インドが医薬品の原材料の70%を中国から調達していることから、中国は医薬品の製造・供給に重要な役割を果たしていることになる。
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May 29, 2020 at 02:00AM
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新型コロナ「第2波」で供給不足が予想される3業界 - Forbes JAPAN
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