[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアのノバク・エネルギー相は4日、石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で決まる条件次第で、7月の国際原油市場が日量300万ー500万バレルの供給不足になる可能性があるとの見方を示した。
OPECプラスは4月、新型コロナウイルス流行で下落した原油価格を支えるため、5─6月に日量約970万バレルの減産を行うことで合意した。6月以降も同様に減産を継続するかどうかは現在協議中。[nL3N2C00IK][nL4N2DG34I]
同相はインタファクス通信のインタビューで、市場は需要の大幅な落ち込みから回復方向にあると指摘。世界の石油需要は4月に日量約2500万─2800万バレル、5月は同2100万バレル減少したとの見方を示した。
5月は供給余剰が日量700万バレルに減少した。
4月は貯蔵タンクの満杯状態が顕著だったが、その後市場の状況はかなり改善し、今月には需給バランスが均衡する見込みだという。
同相は「需要の伸びと減産合意を考慮すると、7月は供給不足が予想される。規模は7月の合意内容次第だが、日量300万─500万バレルというところだろう」と述べた。
また、米国が減産を正式に決定することはないと予想。原油市場の状況について米国との協議を続けていると述べた。
*見出しの一部を修正しました。
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原油市場、7月は300-500万バレルの供給不足も-露エネ相=通信社 - ロイター (Reuters Japan)
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