2020年08月04日07時18分
日本を含む環太平洋連携協定（ＴＰＰ）参加１１カ国は６日、閣僚級会合「ＴＰＰ委員会」を開く。新型コロナウイルス感染拡大で課題が浮き彫りになったサプライチェーン（供給網）の強靱（きょうじん）化やデジタル化の推進を確認する。コロナ危機に対応した域内連携策として声明に盛り込む方針だ。
メキシコが議長国を務め、テレビ会議方式で行う。日本からは西村康稔経済再生担当相が出席の予定。
会合では、新型コロナの感染拡大で人やモノの移動が制約される中、自動車やＩＴ機器の基幹部品、医薬品、マスクをはじめとする医療品などを自国内に囲い込まず、国際的な流通を確保する取り組みを協議。コロナ危機で重要性が増した経済のデジタル化を後押しすることを確認する。
また、英国やタイ、台湾などがＴＰＰ加入に関心を示していることから、参加国・地域拡大に向けた情報提供の在り方も議論する。欧州連合（ＥＵ）離脱に伴いＴＰＰ参加に強い意欲を見せている英国は、今会合での意見表明を希望している。
ＴＰＰ委員会は協定発効後のルールの運用や連携策に関する最高意思決定機関で、年に１回程度開催する。日本やオーストラリア、カナダなどに加え、国内手続きが完了していないブルネイやチリなど４カ国も参加する。 
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August 03, 2020 at 03:18PM
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供給網強化を確認へ コロナ対策で連携―ＴＰＰ閣僚級会合 - 時事通信ニュース
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