［東京 １５日 ロイター］ -
＜１３：００＞ 流動性供給入札結果は強め、国債先物は上げ幅やや拡大
財務省が午後０時３５分に発表した流動性供給入札（残存期間５年超１５．５年以下
）の結果は、最大利回り格差がマイナス０．００８％、平均利回り格差はマイナス０．０
０８％。応札倍率は４．６０倍と前回（３．９３倍）を上回った。
市場では「応札倍率も高く、需給の良さを示す強めの結果。国債先物も反応している
ようだ」（国内証券）との見方が出ていた。
国債先物はしっかり。入札結果も手伝い、後場に入ってやや上げ幅を拡大している。
中心限月３月限は前営業日比８銭高の１５１円９２銭近辺で推移。一方、新発１０年国債
利回り（長期金利）同横ばいの０．０３０％。
TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.132 -0.122 -0.001 12:30
5年 -0.113 -0.106 -0.007 13:00
10年 0.023 0.03 -0.001 13:00
20年 0.402 0.41 -0.001 13:00
30年 0.637 0.645 0.004 13:00
40年 0.678 0.69 0.007 13:00
＜１２：３５＞ 3カ月物ＴＢ入札結果はしっかり、需給環境の良さを反映
財務省が午後０時半に発表した新発３カ月物国庫短期証券（ＴＢ）の入札結果は、最
高落札利回りがマイナス０．０９０２％、平均落札利回りがマイナス０．０９２６％とな
った。前回は最高マイナス０．０８２０％、平均マイナス０．０８６１％だった。応募額
は１８兆２９２６億９０００万円、募入決定額は５兆４４６８億２０００万円だった。
市場では「このところの需給環境の良さを反映し、しっかりした結果だ」（国内金融
機関）との指摘が出ている。
TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.132 -0.122 -0.001 12:30
5年 -0.112 -0.104 -0.005 11:00
10年 0.024 0.03 -0.001 12:35
20年 0.403 0.411 0 12:35
30年 0.638 0.645 0.004 12:35
40年 0.683 0.691 0.008 12:35
＜１１：１０＞ 前場の国債先物は反発、米金利上昇一服でしっかりの展開
国債先物中心限月３月限は前営業日比４銭高の１５１円８８銭と反発して午前の取引
を終えた。米追加経済対策の規模が明らかになったが、織り込み済みとして反応は鈍かっ
た。米金利上昇が一服する中、しっかりした展開となった。１０年最長期国債利回り（長
期金利）は同変わらずの０．０３０％。
バイデン米次期政権は１兆９０００億ドル規模の新たな新型コロナウイルス対策案を
発表する見通しだが、市場では最終的に規模は縮小するとの見方も多い。
「バイデン陣営は、一部の共和党議員の賛成を得ることで可決したい方針のようだ。
しかし、共和党議員の賛成を得るには大きすぎる可能性が高い。最終的には１兆ドルを下
回るのではないか」（外資系証券）という。
一方、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長は１４日、プリンストン大学で
のウェブシンポジウムで、月額１２００億ドルの債券買い取りプログラムを巡り「今は出
口戦略について話すべきときではない」と明言。市場のテーパリング（資産縮小）観測を
抑え込んだことも、金利上昇圧力を抑制している。
現物市場で新発債利回りはまちまち。２０年債は前日比変わらずの０．４１０％、３
０年債も同変わらずの０．６４０％、４０年債は同０．５ｂｐ上昇の０．６８５％。２年
債と５年債は出合いがみられなかった。
短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス０．０２─マイナス０．００５％を
中心に取引された。「本日は翌積み期にもかかるので、その分はレートが抑えられ気味だ
が、今積み期の調達意欲が依然強い」（国内金融機関）という。ユーロ円３カ月金利先物
は動意薄。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.132 -0.121 0 11:00
5年 -0.112 -0.104 -0.005 11:00
10年 0.024 0.03 -0.001 10:35
20年 0.404 0.411 0 10:52
30年 0.637 0.645 0.004 11:00
40年 0.682 0.691 0.008 11:00
＜１０：３３＞ 財務省が流動性供給入札を通告、10─15年の発行額に注目
財務省は午前１０時半、流動性供給入札を通告した。対象は残存期間５年超１５．５
年以下、発行予定額は５０００億円程度。
市場では品薄銘柄を中心に無難に通過するとの見方が多いが、「長期・超長期債の需
要を予測する上で、１０─１５年の発行額に注目したい」（国内証券）との声が出ている
。
国債先物は堅調な展開が続いている。中心限月３月限は前営業日比５銭高の１５１円
８９銭近辺で推移。１０年最長期国債利回り（長期金利）は同変わらずの０．０３０％。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.132 -0.122 -0.001 8:58
5年 -0.111 -0.104 -0.005 10:16
10年 0.024 0.03 -0.001 10:15
20年 0.403 0.411 0 9:12
30年 0.636 0.643 0.002 10:33
40年 0.676 0.685 0.002 10:33
＜０８：４６＞ 国債先物は反発で寄り付く、米景気対策の規模感は織り込み済み
国債先物中心限月３月限は前営業日比２銭高の１５１円８６銭と反発して寄り付いた
。市場では「米追加経済対策が１．９兆ドル程度に膨らむとの規模感は、前日の観測報道
である程度織り込んでいる。米長期金利がさらに上昇しないことが確認できれば、円債は
底堅い動きになりそうだ」（国内証券）との声が出ている。
バイデン次期米大統領は１４日、１兆９０００億ドル規模の新型コロナウイルス追加
景気対策案を発表する。次期政権当局者が電話会見で明らかにした。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.129 -0.121 0 8:45
5年 -0.11 -0.103 -0.004 8:44
10年 0.023 0.03 -0.001 8:47
20年 0.403 0.411 0 8:40
30年 0.632 0.64 -0.001 8:47
40年 0.676 0.686 0.003 8:46
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