原油先物相場はアジア時間15日午前に一時1年1カ月ぶりの高値を更新した。米南部テキサス州に寒波が襲来し、同国最大の鉱区のシェールオイル供給が抑制される可能性があることが材料。一方、ロシアのノバク副首相は世界の石油市場について、新型コロナウイルス禍の影響で需要が昨年急減したが、現在は需給が均衡しているとの認識を示した。
世界の石油市場、現在は需給均衡している-ロシアのノバク副首相
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限はシンガポール時間15日午前7時45分(日本時間同8時45分)時点で91セント高の1バレル=60.38ドル。60ドル台は1年強ぶりで、一時2.2%高となった。ロンドンICEの北海ブレント4月限は77セント高の63.20ドルと、63ドル台に乗せた。WTIとブレントは共に2020年1月以来の高値近辺で推移している。
トレーダーは著しい気温の低下で油田の操業停止や陸上輸送の混乱、停電が重なり、テキサス州の生産に大幅な影響が生じる可能性があると見込んでいる。
原題:
Oil Extends Gains as Texas Cold Seen Leaving Barrels Trapped(抜粋)
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