河野大臣、供給スケジュールの情報提供「まだ厳しい」 夕方記者会見
１７日から新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への先行接種が始まりますが、河野大臣は自治体が求める供給スケジュールの詳細な情報提供については「まだ厳しい」と答えました。
河野大臣は１５日、全国知事会がワクチン接種に向け会合を開いたことに触れ、政府として自治体と情報共有を進めていく考えを示しました。一方、自治体から求められているワクチンの具体的な供給時期などの情報提供に関しては、次のように答えました。
「供給状況が固まり次第、お出しをしたいと思っておりますが、現時点で、なかなかまだ厳しいのが現実でございます」 （河野太郎行革相）
河野大臣は１７日から始まる医療従事者への先行接種について、夕方、記者会見を行う予定ですが、４月からの開始を目指す高齢者などへのワクチン供給の詳細な日程については、まだめどがたっていません。
「副反応の情報をしっかりと出していくということが、私は国民の皆様方にご理解をいただく一番重要なところではないのかなというふうに思っております」（田村憲久厚労相）
一方、田村厚生労働大臣は新型コロナワクチンの副反応について、「腫れやだるさなどの軽度・中等度の症状は一定程度起きるものだ」としたうえで、国民の不安をなくすため、「副反応の情報をしっかり伝えていく」と話しました。
また、１５日に行われた全国知事会の会合で、「ワクチンの供給時期などの具体的な情報がなく、接種体制の準備に影響が出ている」などと指摘されたことに対し、田村大臣は謝罪したうえで、「世界情勢を見ながら対応し、情報をなるべく早く伝えたい」として、接種に向けた協力を改めて求めました。
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