【調査方法】 インターネット調査
【調査対象】 事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」に登録している25超の業種
【調査エリア】 全国
【調査期間】 2021年2月15日(月)~2021年2月22日(月)
【回収サンプル数】 848
【設計・実施・分析】 ASKUL事業本部 リサーチ & ビジネスサポート
■サマリー ✓ 今回アンケート回答者の防災用品の備蓄率は、48.6% ✓ 企業規模に比例して備蓄率は高くなる傾向で、業種別では「介護・福祉」や「教育」において高い傾向 ✓ 地域別では、「一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)」が最も高い ✓ 備蓄開始時期は、東日本大震災後の2011年~2013年が最も多く、1つの契機となっており、それ以降の大規模災害の経験も相まって、それぞれの被災経験がきっかけとなり、備蓄の動きが進んでいるものと推察 ✓ 備蓄している防災用品で最も多いのは、「保存水」で約8割、その他では「懐中電灯・非常用ライト」「マスク」「消毒剤」が7割を超える ✓ コロナ禍の変化では、「備蓄用品の種類が増えた」との回答が5割を超え、その多くはマスクや消毒剤などの感染予防対策品 |
■調査内容
【Q1-1】 (防災備蓄の有無について)
あなたのお勤め先では、地震や台風、大雪などの災害に備えて、防災用品を備蓄していますか。
当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・今回アンケート回答者の防災用品の備蓄率は、48.6%
・従業員規模別では、規模が大きくなるにつれて防災備蓄率が高くなる傾向で、500人以上で約8割
・業種別では、最も導入率が高いのは「介護・福祉」で74.1%、続いて「教育」が64.7%、
「商社・卸売業」が60.0%で3業種が6割越え
・地域別では、最も導入率が高いのは「一都三県」で60.0%、続いて「中国・四国」で53.6%。
「北海道・東北」では46.0%
・テレワーク導入有無別では、「テレワーク制度あり」が62.1% ※制度あり=企業規模が大きいことにも比例
【Q1-2】 (防災備蓄していない理由について)
あなたのお勤め先で防災用品を備蓄していない理由として、当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・防災備蓄をしていない理由で最も多いのは「予算化していないから」で、約4割
・続いて、「収納・保管するスペースがない」という物理的な問題が38.1%と高く、この2項目が3割を超える
【Q2-1】 (防災備蓄の開始時期)
あなたのお勤め先で、防災用品を備蓄しはじめた時期はいつからですか。当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・今回アンケート回答者の防災用品の備蓄時期で最も多いのは、東日本大震災後の「~約10年前(2011年~
2013年)」で32.5%
・震災以前からの備蓄を除くと、大阪北部や北海道胆振地震、また豪雨や台風などの影響を大きく受けた「~3年前(2018年~2019年)」が16.0%で多く、規模が大きい災害が備蓄への1つの契機になっているものと推測
【Q2-2】 (防災備蓄の開始時期と現在の意識)
防災備蓄を始めた時期と比較して、現在の防災備蓄に対する意識について、当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・防災備蓄の時期と現在の意識では、基本的には意識の高さは変わらないものの、参考値を含むが備蓄開始時期によって多少のばらつきあり
【Q3】 (備蓄している防災用品)
あなたのお勤め先で、備蓄している防災用品について、当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・備蓄している防災用品で最も多いのは、「保存水」で82.0%・続いて、「懐中電灯・非常用ライト」「マスク」「消毒剤」が7割を超える
【Q4】 (コロナ禍の防災備蓄用品に対しての変化)
新型コロナウイルスの影響下にある、現在のお勤め先の防災備蓄についてお伺いします。
以下の点について、あなたのお勤め先の状況として、それぞれ当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・コロナ禍における備蓄用品に対しての変化では、「備蓄用品の量が増えた」が約4割で、「備蓄用品の種類が増えた」が約5割
※その増加の多くは、マスクや消毒剤等の感染予防対策品であり、従来の備蓄用品に加えて新たに準備するカテゴリーになってきているものと推測
【Q5】 (防災備蓄以外の取り組みについて)
防災備蓄以外で、あなたのお勤め先での防災への取り組みとして、当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・防災備蓄以外の取り組みでは、「緊急連絡網を作っている」が約4割で最も多い
・続いて、「緊急時の担当者や役割分担を決めている」が3割
・従業員規模別では、規模が大きくなるにつれて、多くの防災への取り組みが実施されている傾向
・実態として、職場の組織体制や様々なリソース(人や予算等)が大きく影響するものと推測
アスクルは今後も、働くすべての人たちのインフラであるとの認識のもと、変わり続ける時代のニーズにあわせてより一層お客様からご支持を得られる「エシカル e コマース」を目指し、引き続きサービスの向上に努めてまいります。
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