新型コロナの重症患者を受け入れる神戸市の病院では、患者が急増する中、治療に使う酸素が足りなくなる事態も想定されるとして酸素の供給体制を強化する大規模な工事を行うなど対応に追われています。
神戸市は29日、218人の感染が新たに確認され、新型コロナの患者の病床使用率は28日現在で90%に上るなど、患者の急増に歯止めがかからない状況が続いています。
市は去年11月、中央市民病院の敷地内に重症患者専用の病棟を新設し、36人の患者を受け入れることができますが、この2週間、すべてのベッドが埋まり、人工呼吸器などでの治療が続いています。
入院患者がさらに重症化すると酸素をより多く使う機器に切り替える必要があり、酸素が足りなくなるおそれもあるとして、病院は27日、酸素の供給量を増やす大規模な工事を行いました。
隣の一般病棟の酸素タンクから、専用病棟に至る長い配管を新たに設置し、病室に酸素を送ります。
富井啓介副院長は「このままだと専用病棟で必要な酸素が配給できない。命を失うことにもなりかねず、病院の構造的に限界に近くなってきている。さらに患者数が増えると、本当に医療崩壊になりかねない」と実情を訴えました。
からの記事と詳細 ( 神戸の病院で患者急増 酸素不足懸念され供給量を増やす工事|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/3aP1b0u
No comments:
Post a Comment