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Wednesday, September 29, 2021

塩野義社長、コロナ飲み薬の年度内供給に意欲…すでに最終段階の治験 - 読売新聞オンライン

 塩野義製薬は29日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として開発中の経口薬(飲み薬)について、2021年度内の供給開始を目指す方針を明らかにした。年内に生産を始め、100万人分規模の供給体制を整える。

 手代木功社長が同日、東京都内で記者会見し、「次の1~3月頃に、安心安全な経口薬を届けられれば、(新型コロナ対応の状況が)全然違ってくる」と述べ、年度内の供給開始に意欲をみせた。

 塩野義が開発しているのは、軽症者が自宅で服用できる経口薬で、体内でウイルスが増殖するのを抑えることを狙う。

 安全性を確認する第1段階の治験を今年7月に開始し、今月27日からは約2000人を対象に、第2・第3段階を並行して行う最終段階の治験に入った。現時点で、安全性に大きな問題は見つかっていないという。

 海外でも治験を始める計画で、米国などで承認前の医薬品使用を一時的に認める「緊急使用許可」の取得を目指す。

 国内で承認された軽症者向けのコロナ治療薬は、「抗体カクテル療法」と呼ばれる中外製薬の「ロナプリーブ」と、英グラクソ・スミスクラインの「ソトロビマブ」の2例のみとなっている。

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