Pages

Saturday, September 4, 2021

EUとアストラゼネカ社が和解 来年3月末までに全量供給へ - 東京新聞

英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン=アストラ社提供

英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン=アストラ社提供

 【パリ=谷悠己】欧州連合(EU)欧州委員会は3日、新型コロナウイルスワクチンの供給が大幅に遅れたとして英製薬大手アストラゼネカに契約履行を求めていた訴訟で、同社と和解したと発表した。契約上の予定量3億回分のうち残る2億回分を同社が来年3月末までに供給することで合意した。

 欧州委は声明で、今後供給されるワクチンは途上国などに向けて調達する国際枠組み「COVAX(コバックス)」や、接種率が低いEU加盟国に分配する考えを示した。同社も「コロナ禍を克服するため欧州委と協力できる合意に至ったことをうれしく思う」とする声明を発表した。

 欧州委は、今年3月末までの供給を見込んでいた1億2000万回分の同社製ワクチンが3000万回分しか供給されなかったため、4月に同社をベルギーの裁判所に提訴していた。

関連キーワード

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( EUとアストラゼネカ社が和解 来年3月末までに全量供給へ - 東京新聞 )
https://ift.tt/3n75iMj

No comments:

Post a Comment