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Tuesday, September 28, 2021

半導体需要は依然旺盛、中国電力不足で供給が不安定=ルネサス社長 - ロイター (Reuters Japan)

[東京 29日 ロイター] - ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は29日の事業説明会で、半導体需要は「全般非常に強い状態が続いている」が、新型コロナウイルスの感染拡大や中国の二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みなどを受けて、供給が不安定だと指摘した。

柴田社長は、現在の受注状況などを勘案すると「少なくとも来年上期いっぱい、このような需給が続く」との見通しを示し、旺盛な半導体需要の「『終わりの始まり』は強く感じていない」と話した。

同社は需要増に対応する形で、自社工場の能力増強を進めている。「少し前まで(業界の)関心ごとはASEAN(東南アジア諸国連合)のコロナだったが、今は中国の電力問題に移っている。どんどん状況が変わっていくので、決して予断は許さない」とも指摘した。

中国国有送電会社の国家電網は28日、国内で電力不足が続いている問題について、供給態勢を万全にして10月初めの国慶節の連休や冬場に向けた備えを進めると約束した。

<株主還元、まずは自社株買いで>

柴田社長は株主還元にも言及。「できれば来年」に「まずは自社株買いと考えている。配当は予見可能性が大事なので、小さくスタートして積み上げたい」と述べた。

(基太村真司 編集:山川薫)

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