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Thursday, November 25, 2021

「1県に1校設置を」夜間中学のニーズ探る【熊本県】|NNNニュース - 日テレNEWS24

様々な事情で学校に行けなかった人に教育の機会を提供する夜間中学は、熊本県内にはない。

県と熊本市の教育委員会は今、熊本に夜間中学が必要か、ニーズを探っている。

■徳島県立しらさぎ中学校
今年4月、徳島県にできた県立しらさぎ中学校。

夜間中学は、戦争の後昼間に学校にいけない生徒に義務教育の機会を提供することを目的に設置された。

現在は12の都府県に36校が設置され、様々な理由で義務教育を受けられなかった人のほか、外国人、不登校で学校に通えないまま中学を卒業した人などが学んでいる。

2016年には、教育機会確保法が成立し、夜間中学を「1県に1校」つくる方針が示された。

県と熊本市の教育委員会は、ニーズを探り設置を検討したいとしている。

■県義務教育課・竹中千尋課長
「仮に夜間中学を設置するとなるとやはり入学・通学する人の便の良い場所に設置する必要があると考えている。そのため今回、夜間中学で学びたいと考えている方に現在の居住地だとか、通学方法、通学可能時間を丁寧にお聞きして、設置場所などの検討を進めてまいりたいと思う」

教育委員会は11月、アンケート2万枚を印刷して就労支援施設やフリースクール、国際交流施設など500か所に配布したが回答はあまり集まっていない。

■県義務教育課・竹中千尋課長
「やはりチラシをお配りしても夜間中学で学びたいと思っている方の手元に届くかどうかということが非常に気になっている」

熊本県内にニーズはないのでしょうか?

■熊本市国際交流会館
熊本市の国際交流会館では週3回、ボランティアによる1対1の日本語教室が開かれている。費用は1回100円。

■イギリスから来日18年の男性
Q日本語の勉強は楽しい?
「もちろん楽しい。でも時々難しい。今仕事を探している。今日本語分からない。大変」
Q夜に中学校に行ってみたい?
「多分ケースバイケース。毎日たぶん無理。ときどき」

■ミャンマーから来日のナンノムモさん
ミャンマーでは十分な教育を受けられず、19歳から20年以上、タイで出稼ぎをしていた。日本の学校へ行ってみたいと話す。

Qもし夜間中学校があったら行ってみたい?
「行ってみたい。まだまだわからない言葉が毎日増えているみたいでがんばらないといけない」

現在、他の県では夜間中学に通う生徒の8割が外国人だという。

■熊本学習支援センター
一方、学校に行けない、行かない子どもたちが通う熊本学習支援センター。

熊本市に6つ、人吉市に1つの教室を構え、現在、児童生徒126人が大学生のボランティアらと勉強している。

しかし、学校に行けない子どものうち、このように学習を続けて学力保障される子どもは多くない。

長年、子どもを見てきたセンター長の仙波達哉さんは、夜間中学の開設を待ち望んでいる。

■熊本学習支援センター・仙波達哉センター長
「私は不登校、引きこもり支援をやってきて、そういったお子さんたちの学ぶ場が広がるという点では非常にいいと思う。1校だけで足りるのかという問題があると思う。外国から人たちはほとんどが郡部に住んでいる。郡部の近いところにないと行けない。分散した形でやる方向がいいんじゃないかと思う」

県内に確実にあると思われる夜間中学へのニーズを掘り起こし、夜間中学の実現に結び付ける時期に来ているようだ。

■県義務教育課・竹中千尋課長
「熊本県においては誰一人取り残さない学びの保障というものを大事にしている。そのため学びたい学び直したいと考える方がいれば、そのような場を提供することは県の責務だと考えている」

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