世界保健機関(WHO)などが主導して設立し、主に貧困国向けに新型コロナウイルスワクチンを提供している「COVAX(コバックス)」は19日、累計の供給量が10億回分を超えたと発表した。COVAXのワクチン確保は当初の想定より大幅に遅れているものの、今後供給を加速させ、今年中ごろまでに貧困国に累計で28億回分を供給する計画だ。
新型コロナワクチンを巡っては欧州や北米で接種完了率が6割程度なのに対し、COVAXからの供給に頼る国が多いアフリカでは1割にとどまるなど、格差が著しい。WHOのテドロス事務局長は記者会見で「世界のおよそ半分の人が全く接種を受けていない。低所得国が取り残されている」と危機感を示した。COVAXは追加で52億ドル(約5950億円)の資金が必要だとして、先進国などに支援を求めている。【ヨハネスブルク平野光芳】
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