[シンガポール 9日 ロイター] - 中国政府は国有製油所に対し、ガソリンやディーゼル油の輸出を4月に停止することを検討するよう求めた。3人の関係筋が9日、明らかにした。ウクライナ紛争の影響で供給不足が起きる懸念が高まっているため。
関係筋によると、製油所は3月に輸出を減らしたのに続き、4月は一段と抑える可能性が高い。
中国国家発展改革委員会(発改委)にコメントを求めたが、回答はない。
関係筋の1人は、独立系製油所は原油価格高騰を受けて処理量を減らすよう圧力がかかっているため、国有製油所の輸出を減らして国内の供給不足を回避する狙いがあると説明。
別の関係筋は、輸出の全面停止はないだろうと予想。「企業は新規輸出契約に関する交渉を先送りするよう指示を受けたようだ」とした。
供給が途絶するとの懸念で原油の国際価格は14年ぶりの高水準を付け、製油所の利益を圧迫しかねない状況だが、石油製品の需要が強いため、アジアでは複数の石油製品の精製マージン(原油価格との差)が9日に過去最高を更新した。
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