【ロンドン=池田晋一】ロシアによるポーランドとブルガリアへの天然ガス供給の停止を受け、27日の欧州ガス市場は、代表的指標の「オランダTTF」が一時、前日終値から2割上昇し、1メガ・ワット時あたり120ユーロ近くまで上昇した。欧州連合(EU)は対ロシアの経済制裁を強化する方針で、エネルギーを巡る対立は一段と激化しそうだ。
欧州のガス価格は3月中旬以降、下落基調だったが、ロシアが27日、ポーランドとブルガリアへの輸出を止めると、供給不安から一転して値上がりした。
停止理由について、ロシア側は自国通貨ルーブルでのガス代金支払いを2国が拒否したためとしているが、EU側による経済制裁への対抗措置の可能性が高い。
米ブルームバーグ通信によると、EU側はロシア産石油の禁輸を検討しており、消極姿勢だったドイツが段階的な禁輸には賛成する意向だという。欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は声明で「EUとして連携した対応を策定中だ」と述べた。
からの記事と詳細 ( 欧州ガス価格が2割上昇、ロシアの天然ガス供給停止受け…EUは経済制裁強化へ - 読売新聞オンライン )
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