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Friday, June 3, 2022

NY原油、一時120ドル台に上昇…供給不足懸念で約3か月ぶり高値水準 - 読売新聞オンライン

 【ニューヨーク=小林泰明】3日のニューヨーク原油先物市場は、世界的な原油の供給不安が一段と広がり、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の7月渡し価格は一時、1バレル=120ドル台に上昇した。ロシアによるウクライナ侵攻で価格が急騰した3月以来、約3か月ぶりの高値水準となった。

 終値は前日比2・00ドル(1・7%)高の1バレル=118・87ドルだった。値上がりは3日連続。

 景気の回復に伴う需要増で、米国の原油在庫が大きく減っているほか、1日には中国・上海市が新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を事実上解除したことなどから、原油の需要拡大が見込まれている。供給不足への懸念が再燃し、買いが優勢となった。

 2日には石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国による「OPECプラス」が7月と8月の追加増産で合意したが、日量43・2万バレルから64・8万バレルへの拡大にとどまり、供給不安の解消に不十分と受け止められた。原油価格の高止まりで、ガソリンや電気代といったエネルギー関連の価格も高値が続く可能性がある。

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