[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリア政府は5日、天然ガス安全保障政策を2030年まで延長することを提案した。電力・ガス卸売価格の上昇につながる供給不足を防ぐため、国内用のガス確保の仕組みを利用できるようにする。
キング資源相は、政策延長によって「豪国内ガス安全保障メカニズム(ADGSM)」と呼ばれる仕組みを維持しつつ、既存手続きの改善に向けて検証を行うと説明。「現行のADGSMは複雑で、発動されても結果を出すまでに長い時間がかかる」と述べた。
現行制度は東海岸の液化天然ガス(LNG)サプライヤーに輸出用ガスの一部を国内に回すことを義務付けるものだが、年次見直しが必要なため発動しても目先の供給不足には対応できない。業界や規制当局との事前協議も必要とされる。
キング氏は来年1月1日に失効予定のADGSM延長を巡り意見公募を開始するに当たり、国内の主要ガスサプライヤーや外国企業などと協議を行う考えを示した。
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