[東京 26日 ロイター] - アジア時間26日の原油先物は上昇。ロシアによる欧州向けガス供給の削減により天然ガスから石油への燃料転換が進む可能性に期待感がある。ただ、米国の利上げが燃料需要を下押しするとの懸念が相場の頭を抑えた。
北海ブレント先物は0112GMT(日本時間午前10時12分)時点で0.4%高の1バレル=105.60ドル。
米WTI先物は0.4%高の97.04ドル。
ロシア国営ガスプロムは25日、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム1」について、タービン1基を追加的に停止させるため供給量が減少すると表明した。
日産証券の菊川弘之氏はロシアの供給削減によるガス価格の上昇で、ガスから原油への転換がさらに進み、原油相場の支援材料になる可能性があると指摘。
ただ、米利上げや景気減速を背景とする原油需要の減退懸念と、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化による供給不安という強弱材料の綱引きは当面続く可能性が高いと述べ、WTI先物が100ドルを中心に狭いレンジで推移すると予想した。
北海ブレントとWTIの価格差は2019年6月以来の水準まで拡大。米国のガソリン需要の低下がWTIの重しとなる一方で、需給の逼迫が北海ブレントを支援している。
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