[7日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は7日、モンゴルを経由して中国に天然ガスを供給するための新たな大規模インフラ計画について協議していると明らかにした。
プーチン氏は国営テレビで放映されたモンゴルのオヨーンエルデネ首相との会談で「モンゴル経由で中国にロシア産天然ガスガスを供給するための主要なインフラプロジェクトの可能性について協議している」と述べた。
プーチン氏はこのほか、ロシアの国営石油会社ロスネフチがモンゴル政府と石油製品の供給を巡る協力の拡大で合意したことも明らかにした。
両首脳はロシア極東ウラジオストクで開催された東方経済フォーラムで会談。プーチン氏は同フォーラムで行った演説で、ロシア産ガスへの上限価格設定を呼びかけている欧州は「愚かだ」とし、ロシア産エネルギーに上限価格が設定されれば、ガス・石油供給を停止すると表明している。
2019年末に稼働開始したロシアと中国を結ぶガスパイプライン「シベリアの力」の年間輸送能力は610億立方メートル。ロシア国営ガスプロムは、モンゴルを経由してロシア産天然ガスを中国に輸送する新たなパイプライン「シベリアの力2」建設の可能性を何年も前から検討してきた。
ガスプロムによると、提案されている「シベリアの力2」の年間輸送能力は500億立方メートルと、ドイツ向けに供給する「ノルドストリーム1」を若干下回る。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻を受け欧州諸国がロシア産エネルギーへの依存度を低下させる中、中国向けの新たなパイプラインはロシアの重要な収入源になるとみられている。
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