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Thursday, October 20, 2022

ウクライナ全土で電力供給制限…ロシア軍の集中攻撃で「発電能力の40%以上失われた」 - 読売新聞オンライン

 【ワルシャワ=上地洋実】ウクライナの国営電力会社ウクルエネルゴは、20日から全土で電力の供給制限を開始したと発表した。ロシア軍によるエネルギー施設への集中攻撃が、ウクライナの国民生活を直撃した格好だ。

 ウクライナのエネルギー相顧問は19日、地元テレビに対し、露軍のミサイルや無人機による攻撃で「国内の発電能力の少なくとも40%が失われた」と明かし、計画停電を20、21の両日、実施することに理解を求めた。

 露軍は2月24日の侵略開始以降、制圧地域を中心に民間施設を破壊し局地的な停電や断水を引き起こしてきたが、ウクライナが全土で計画停電を強いられるのは初めてだ。

 露軍がエネルギー施設を標的にするのは、寒冷期を前に 厭戦えんせん 機運を高め、ウクライナ軍の反転攻勢を阻止する意図があるようだ。19~20日には、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の出身地、南部クリビー・リフのエネルギー施設などを攻撃した。20日もウクライナ全土で空襲警報が作動した。

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