LGエネルギーソリューションは、米インフレ削減法(IRA)に先制的に対応するため、米リチウムメーカーと長期供給契約を交わした。バッテリー工場を同時多発的に建設している米国で、バッテリー用陽極材の重要素材である炭酸リチウムを追加で確保したのだ。
13日、LGエネルギーソリューションは、最近、米「コンパスミネラル」と炭酸リチウムの長期供給契約を交わしたと明らかにした。今回の契約で、LGエネルギーソリューションは2025年から6年間、コンパスミネラルが生産する炭酸リチウム(年間約1万1000トン)の40%の供給を受ける。両社は今後、ハイニッケルバッテリーの重要素材に挙げられる水酸化リチウムの供給契約も推進することにした。
コンパスミネラルはグローバル鉱物会社で、今年6月にLGエネルギーソリューションとリチウム供給に関する業務協約(MOU)を交わした。塩湖からリチウムを直接抽出する工法を活用する。環境にやさしい方法でのリチウム生産であるため、他の工法に比べて炭素排出量が少ないのが特徴だ。
LGエネルギーソリューションは、米現地でコア素材の供給を受けることになり、IRAへの対応力を高めることになったと評価されている。LGエネルギーソリューション購買センターのキム・ドンス・センター長(専務)は、「環境にやさしいリチウムを生産するコンパスミネラルと契約し、IRAへの対応だけでなくESGの競争力を強化する『一石二鳥』の成果を上げることになった」と話した。
LGエネルギーソリューションは、供給網の多角化のために、最近、グローバル鉱物業者との契約に攻撃的に乗り出している。LGエネルギーソリューションは9月、カナダ鉱物メーカーのエレクトラと硫酸コバルト7000トン、アバロンとスノーレイクから水酸化リチウム25万5000トンの供給を受けるMOUを交わした。先月は、オーストラリアのシラ-と天然黒鉛の供給をめぐるMOUを交わした。
具特敎 kootg@donga.com
からの記事と詳細 ( LGエネルギーソリューション、米で炭酸リチウムの長期供給を確保 - 동아일보 )
https://ift.tt/IXBvymE
No comments:
Post a Comment