原油先物は上昇、クレディ・スイス買収や中銀のドル供給拡充で - ロイター (Reuters Japan)

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原油先物価格は２０日のアジア時間の取引で上昇している。写真は２０１９年１１月、テキサス州ラビング郡で撮影（２０２３年　ロイター/Angus Mordant）

[シンガポール ２０日 ロイター] - 原油先物価格は２０日のアジア時間の取引で上昇している。スイスの金融大手ＵＢＳがクレディ・スイス買収で合意したことや、主要国中銀が米ドル供給を拡充すると表明したことで安心感が広がっている。

北海ブレント先物は０００７ＧＭＴ（日本時間午前９時７分）時点で０．３５ドル（０．５％）高の１バレル＝７３．３２ドル。

米ＷＴＩ先物は０．３７ドル（０．６％）高の６７．１１ドル。

ＵＢＳは、経営不安が強まっていた同業クレディ・スイスを３０億スイスフラン（３２億３０００万ドル）で買収すると発表した。

ＣＭＣマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏はＵＢＳによる買収と主要中銀の流動性供給は市場の信頼感回復につながり、原油などのリスク資産が上昇していると指摘。連邦準備理事会（ＦＲＢ）が利上げトーンを軟化させれば、安心感からの買いが続く可能性があるとの見方を示した。

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