九州電力は、大分県別府市の別府港で、スキッドと呼ばれる接続導管を使って、3台のタンクローリーに積んだ液化天然ガス(LNG)を同時にフェリーに供給する様子を報道陣に公開した。同時供給は作業時間の短縮が目的。同社によると、複数台のタンクローリーからスキッドで船に同時供給する仕組みは国内初という。
九電は別府―大阪間を結ぶフェリーさんふらわあくれないと同むらさきの2隻にLNGを供給。脱炭素社会の実現に取り組んでおり、重油に比べて二酸化炭素の排出量が約4分の3で、硫黄酸化物の排出もほぼゼロというLNGを積極活用している。
作業を公開した5月26日は、1台当たり約13トンのLNGを積んだ3台から供給。同時供給は最大4台まで可能だという。今回の事例に続き、2025年に大洗(茨城県)―苫小牧(北海道)間で導入するフェリーにも同時供給を予定する。同社燃料事業開発1グループの吉上耕平副長は「取り組みを全国へ広げ、脱炭素につなげていきたい」と話した。【石井尚】
からの記事と詳細 ( 船にLNG供給 複数のタンクローリーから接続導管使い 国内初 - 毎日新聞 )
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